沢鵯秋の湿原和を纏ふ ひだまり
高鍋湿原の東部湿原に吃驚するほど咲いている、サワヒヨドリです。
日当たりのよい湿地に生える多年草。
上部には毛があり、葉は被針形で対生し3脈が目立ちます。
草丈は茎は直立し、40~80cm。
花序は密な散房花序。総苞は長さ4~5mmで5小花からなる。
由来は、諸説あるが、ヒヨドリ(鳥)の鳴く頃から花が咲くから。
面白いのは火を熾す時に炎を使う時に利用した“火を取り”から来た・・。
普通サワヒヨドリは葉柄がなく2枚の葉が対生しているが、
この仲間は変異が多く分類が難しい。
ヒヨドリバナ、草丈1~2mになり葉柄がある。
ヨツバヒヨドリは3~4枚の葉が輪生する。
フジバカマはヒヨドリバナに似ているが葉は普通3深裂する。
ホソバノヒヨドリバナは葉が細長くなって腺点がないものいう。
とにかく虫や蝶がこのサワヒヨドリに多く集まるので
サワヒヨドリとの交雑種のようですね。
いつ見てもひょうきんなマスクですね。
キク科・フジバカマ属 多年草
花期 8月~10月
分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄、
仲間、ヒヨドリバナ、ミツバヒヨドリ、ヨツバヒヨドリ、フジバカマ
園芸店などで売られているフジバカマは、ほとんどがフジバカマと
サワヒヨドリの種間雑種であるという話もあるようです。